花粉飛散予測とアレルギー講演会

そろそろ花粉の季節が近づいてきました。
「花粉飛散予測 第3報」の今年の花粉飛散量は下のようになっています。
北海道は4月中旬~5月に飛散するシラカバ花粉の量を表しています。

日本気象協会 tenki.jp より

近畿では2月中旬頃から花粉が飛び始めるそうです。

花粉症は症状が出る前からの対策で過ごしやすさが変わります。

目や鼻、喉の粘膜が整い、潤いが保たれていれば、異物が血中に取り込まれて免疫細胞に見つかり炎症が起きる事を防げます。

アレルギーを持っていても、免疫細胞に見つからなければ炎症は抑えられます。

症状が出だすと、炎症を起こす免疫細胞がどんどん作られ始めるので、免疫細胞が作動して症状が出る前から粘膜を強くしておく事が大切です。

鼻や喉の粘膜強化は、コロナウイルス感染対策にもなります。
特にオミクロン株は喉の炎症が多く、肺炎にはなりにくいと言われています。

こまめな水分補給やうがい、鼻うがいは、鼻や喉にウイルスが留まって感染するのを防ぐ為にします。
粘膜が潤って、しっかり粘液を出せていれば、自力でもウイルスを洗い流せます。
免疫力とはバリア力とも言えます。
ぜひ今日から、目、鼻、喉の循環を良くするケアを始めてみて下さい。

2月のアレルギー週間では
「コロナウイルス感染症とアレルギー疾患」
というテーマのオンライン講演会も開かれます。
参加は無料ですが、事前申込みが必要です。
興味のある方は、日本アレルギー協会HP をご覧下さい。

(副)

 

第28回アレルギー週間市民公開講座

もうすぐ2月ですね。

今年も日本アレルギー協会主催による「第28回アレルギー週間市民公開講座」が全国で開かれます。

今年はWEBでの受講もできます。

参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。

詳しくは、日本アレルギー協会HP、関西地区は、日本アレルギー協会関西支部HPをご覧ください。

体には、入ってくる異物を攻撃する免疫細胞だけでなく、過剰な免疫反応を抑える免疫細胞(制御性T細胞(Tレグ))が存在します。

アレルギー疾患のある人はこの制御性T細胞(Tレグ)が少ないのではないかと言われています。

大阪大学の坂口志文先生の著書「免疫の守護者、制御性T細胞とはなにか」にアレルギー疾患が増えた原因が推測されています。

『社会が衛生的になると、異物に接する機会が減るために、免疫はあまり鍛えられない。免疫系があまり刺激をうけず、病原体を攻撃する能力が十分に訓練されなくなる。』

『同時に衛生的な環境では免疫の過剰反応を抑える力も鍛えられない。』

『軽いおもりでバランスをとるやじろべえは、わずかな変化で一気にバランスを崩す。免疫系の全般的な機能低下で免疫系のやじろべえが不安定な人が多くなっているのではないか。』


アレルギー対策には、ある程度異物を取り込みながら免疫を鍛えていく必要がありそうです。

私たちの行う反応点治療では、アレルギー対策に肝臓と腸の施術をします。

過剰な免疫反応を抑える免疫細胞(Tレグ)は、腸で作られます。

肝臓は、腸で作られる免疫細胞の司令塔として調整したり、

ウイルス感染した細胞や老化した細胞を貪食してくれるNK細胞を増やす働きがあります。

肝臓と腸の働きを助けて体が免疫のバランスを取りやすくなるよう促します。

様々なアレルギー症状に対処するために、症状が出る前からケアできると効果的です。

肝臓と腸のケア、おすすめです。

(副)


2022年1月21日 | カテゴリー : アレルギー | 投稿者 : sorashiya

反応点治療 関西実技講習会 のお知らせ

《鍼灸講習会のご案内》

定期開催による「学ぶ → 実践 → さらに学ぶ」のサイクルで知識・技術習得!

痛みはどのように出現するのか?
自律神経とは?
内臓疾患に対する鍼灸治療はどのように行えばよいのか?
鍼をすると体にどのような反射が起こるのか?
など、毎回テーマを変えながら、2か月に1回、講習会を開催しています。

「鍼灸治療を解剖学的・生理学的に紐解いていく」そんな講習会です。
午前は講義・午後は実技の2本立てで、実技は習得レベルに合わせて指導しています。
初めての方や学生さんも安心してご参加いただけます。

一般社団法人 反応点治療研究会 主催
関西実技講習会

【2022年度 日程と各テーマ】
第1回 1月16日(日) 反応点治療とは ~反応点の出現と改善~
第2回 3月13日(日) 風邪に対する反応点治療(呼吸器系)
第3回 5月 8日(日) 胃腸障害に対する反応点治療(消化器系)
第4回 7月10日(日) 膀胱炎・生理痛に対する反応点治療(泌尿器生殖器系)
第5回 9月11日(日) 心臓に対する反応点治療(循環器系)
第6回 11月13日(日) 平衡感覚失調に対する反応点治療

<午前の部> 10:00~11:30 反応点治療の概論・各テーマ別の「講義」
<午後の部> 13:00~16:00 反応点治療の「実技」

【会場】 ミントはり灸院
    (JR六甲道駅より徒歩3分・神戸市灘区森後町3丁目1-5 ネオハイム六甲201号)

【対象者】 鍼灸師・鍼灸学校の学生

【参加費】 鍼灸師 7,000円 / 学生 5,000円
     (午前+午後 1回分の金額です。当日会場にてお支払いください)

【持ち物】 鍼灸道具(普段使っているもの)・スリッパ・筆記用具。
      服装は自由、ラフな格好で結構です。

【お申し込み】 以下のURLよりお申込みをお願いいたします。
       https://forms.gle/cmJvt1F3XuhCiKDZ6

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※ 午前の講義のみ オンライン受講も可能です

 申込者は、1か月限定でアーカイブ視聴も可能です。
 当日参加が無理な方も、録画を後でご覧頂けます。
 反応点治療を知りたい方、会場での参加が難しい方、日時の都合が合わない方、
 下記サイトURLからお申し込みください。

【オンライン講習費】 鍼灸師2,000円 / 学生1,000円
  第1回 1月16日「反応点治療とは」のみ 無料公開しています。 

【お申し込み先】 https://hannouten.peatix.com/

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反応点治療関西講習会2022

肌の乾燥・湿疹について

ぐっと冷える日が続きますね。
寒いと空気中に含まれる水分量が減るので、空気が乾きます。
このところの強い寒風が加わって、肌の不調を感じる方が増えています。

肌が乾燥すると角層がめくれて小さな傷ができます。
小さな傷はムズムズするので搔きたくなります。
掻いてしまうと乾燥からくる湿疹ができてしまいます。
すでに湿疹があれば、乾燥した風が刺激になってかゆみが増します。

同じ皮膚でも乾燥しやすいところ、湿疹のできやすいところがあります。
人によっても、体調によっても乾燥の程度は変化します。

その程度の違いは、皮膚表面のすぐ下にある、皮膚表面を支える、皮下組織の循環の違いによって起こります。
ひどい乾燥や湿疹があるところの皮下組織はガチガチに硬くなっています。

皮下組織が弛んで、皮膚表面に酸素や水分、新しい細胞を届ける循環があれば、角層が修復されて水分も保てるようになります。
角層が整えば傷もできにくくなります。

鍼は薄い皮下組織の循環を改善し、細胞の修復を促します。

頑固な湿疹があるところ、いつも乾燥してしまうところ、なかなか治らない傷があるところは、皮下組織の循環が悪くなっているところです。

運動やストレッチ、保湿も有効ですが、部分的な症状には鍼灸が合っています。
困ったときには鍼灸を取り入れてみてください。

 

今年も無事に年内の営業を終えることができました。
たくさんの方にお引き立て頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!

新年は1月6日(木)より営業いたします。
2022年も皆様のお役に立てるよう、精進致します。
どうぞ宜しくお願い致します。

皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。

(副)

お腹の張りやガス対策

急に寒くなりましたね。
治療院には、お腹の張りやガスでお困りの方が多く来られます。
そういう方は、だるさや倦怠感も感じておられる事が多いです。
善玉菌入りの食品をとって、かえって不調になることも多いです。
お腹をみせて頂くと、小腸の反応が悪くなっています。

最近読んだ本で参考になるのもがありました。

『腸内細菌の逆襲 お腹のガスが健康寿命を決める』
 江田 証
(幻冬舎新書)

本によると、大腸内の腸内細菌は100億〜1兆個に対して、小腸内では正常で10万個以下で、大腸に比べて少なく保たれています。
栄養はほとんど小腸で吸収されています。
小腸は素早く激しい蠕動運動をして腸内細菌がそこに留まれないようにし、腸内細菌に栄養を取られ過ぎないようにコントロールしているのだそうです。

大腸は沢山の腸内細菌と共存しているので、細菌の活動によってガスが出ても、うまく伸縮できるつくりになっています。
小腸は違うので、細菌によってガスが出ると、伸縮がうまくできずに細胞が傷ついて、不調を感じ易いのだそうです。
たとえ善玉菌であっても小腸で増えてしまうと不調になるといいます。
健康な方の腸をレントゲンでみると、大腸にはガスがありますが、小腸にはみられません。
小腸にガスがあれば、不調が疑われます。

腸内細菌が異常増殖すると、LPS(リポポリサッカライド)という毒素(エンドトキシン)を産生して腸の中から血中に吸収されます。
毒素は肝臓で解毒されますが、解毒能力を超えるほど増えれば、血中に毒素が巡ることになります。
だるさや倦怠感、集中力の低下につながる可能性があるそうです。

小腸の反応点(ツボ)に優しい皮膚刺激をすると、血管拡張やリンパ拡張がおきて、循環が良くなります。
小腸の循環が増せば、蠕動運動を促せます。
おへその上下にお灸をしたり、おへそ回りをローラー鍼で優しく刺激すると対策になります。
手で繰り返し、さすっても構いません。
腸は毎日働いていますので是非毎日、何かしらの皮膚刺激をしてください。

小腸の蠕動のサインは、お腹が「グーッ」と鳴る音だそうです。
人前で「グーッ」と鳴ると困りますが、しっかり動いて腸内細菌を正常に保ってくれる音だと思えば頼もしいです。
あまり間食をしないで、お腹を空かせることも必要なようです。

ありがたいことに私の小腸は、朝10時には豪快に働き始めます。

 

(副)

眼鏡一家

眼鏡を購入しました👓

最近、近くを見るのが、あやしくなってきた、副院長。
ローラー鍼ケアで、しのいでいましたが、手帳の細かい文字がそろそろ限界に。

以前からame さんに勧めて頂いていた、toivoa(トイボア)さんにお願いすることになりました。
フィンランド語で「希望」という意味。

toivoa – 毎日を楽しく快適にする眼鏡 –
https://www.toivoa-glass.com/

ちなみにSORA鍼灸院のコンセプトは「毎日の暮らしを楽しく、豊かなものに」なのです。

 

ネットで検査予約をして、お店に伺いました。
おしゃれなメガネフレームやインテリアが並んでいます。
奥には珍しい検査機器も見えて、それだけでワクワクしてきます。

早速、眼の構造や機能をレクチャーして頂き、特別な視力検査を行います。
「両眼視機能検査」といって、一般的な視力検査とは違います。
効き目や、目の動き方、目の使い方の癖なども確認して貰います。

詳しくはこちら、
https://www.toivoa-glass.com/measure.html

副院長の検査の間(約30分)、一緒について行った私(院長)と娘は、店内にあるたくさんのフレームを見ながら、あれやこれやと、楽しみます。
そして、検査が終わって、これからフレーム選びと思ったら…

最近パソコン作業が頓に増えた私も、検査をして頂くことに。
元々、小学生から眼鏡をかけていた強度近視でしたが、10年以上前に、屈折矯正術(レーシック)を行なっています。
お陰様で、その後は何不自由感じることなく、今も視力は 1.5 と保たれていましたが…

検査してみると、緊張して、モノを見ている癖があるようです。
特に目の内側の外眼筋(内直筋?)が緊張過多のようです。
眉間にシワが寄るのも、その表れのようです。

その結果、私も近見用の眼鏡を作って貰うことになりました。

その後2人(3人?)で、フレーム選びに30分くらいかかって、念願と予定外の眼鏡を購入することになりました。

 

そんな両親の眼鏡を羨ましく思ったのが、視力 2.0 の娘。
(ちなみにtoivoaさんの簡易的な計測器でも、バランス良く目を使えている様子でした。)

後日、昔、私の母が使っていた眼鏡をあげたら、大喜び。
母は強度近視だったので、レンズは外して、伊達メガネに。

随分気に入ったようで、勉強中にかけたり、ベッドの枕元に置いて寝たり、楽しんでいます🤓

 

そんなこんなで、3人の眼鏡生活が始まりました。

toivoa眼鏡

 

(院)

2021年10月17日 | カテゴリー : 老眼 | 投稿者 : sorashiya

インプットの秋

今年から担当している反応点治療の座学授業。
前期が終わって、後期に向けて、今は準備期間中です。

授業期間中は、スライド資料の用意に追われていました。
師匠のスライドのままでは同じように話せないのと、私なりの伝えたいこともあるので、修正の毎日でした。

次の後期授業には、まだ時間に余裕もあるので、今は、インプット期間中でもあります。
どんなインプットをしているかを聞かれることもあるので、そのいくつかをご紹介します。

 

① 日常臨床

普段の臨床は、アウトプットのようで、インプットでもあります。
患者さんとのやりとりで、学ぶことは多いものです。
よく言う、教科書通りの患者さんは少ないものです。
日頃の臨床経験が、最もインプットになることは、間違いありません。

そういう意味では、良い鍼灸院を選ぶ判断基準として、「適度に」患者さんが多いところが良いのでしょう。
ただあまりに忙しすぎると、施術が機械化、マンネリ化することもあります。考える機会や時間も必要です。
患者数と治療技術は、比例しないと思っています。

 

② 読書

鍼灸や医学・医療情報については、メルマガ、論文雑誌などが多いです。
医学は進歩しています。昔の伝統医学よりは、現代の最新医学を参考にします。

鍼灸以外の学びは、書籍が多いです。
これも、患者さんから教えてもらったり、紹介してもらうこともあります。
ここ最近は、授業もあるので、学び方とか、伝え方とか、話し方とか。
「やり方」(テクニック)よりは、「あり方」について書かれた本が好きです。

つらさや悩みを持つ患者さんを前にして、どう施術するかだけでなく、何を助言できるかも大切です。
病気にならないような思考や、より良く生きる為には?、幸せになる為には?とか。
医学は新しいものが良いですが、考えや思想は、古典、歴史書なども良いですね。

最近は、電子書籍 Kindle Unlimited で、読み漁っています。
マンガで読める伝記や偉人伝シリーズもおすすめです。

 

③ 音声コンテンツ

いくつかサービスはありますが、私が利用しているのは voicy(ボイシ―)です。
昨日、開設からちょうど5周年を迎えました!
https://event.voicy.jp/5anniversary

開設当時は使いにくかったりもしたのですが、年々、改善されてきました。
今ではコンテンツ(チャンネル)も多くなり、自分にあったものを選べると思います。
学びに貪欲な人、忙しい人にもおすすめです。
音声メディアは、動画のYouTube等と違って、画面の前に囚われることがありません。
何かしながら聞くこともできるので、隙間時間にも役立ちます。

実は、この会社を立ち上げた代表は、私の中・高の同級生です。
代表が前面に出てくるのは珍しいですが、本人もパーソナリティとして、たまに話しています。
そんな同級生の活躍は、励みになりますね。

ちなみに、その voicy で配信もされているキンコン西野亮廣さんも、同い年。
その活躍ぶりや勉強ぶりは驚異的です。
世の中を良くしてくれると思っています。
この音声配信をきっかけに、出演されるYouTubeチャンネルもいくつか見るようになりました。
SORAでは今、キングコングブームも起こっています!
(健康に「笑い」も大切な要素です!)

 

話がそれましたが、どのインプットも、アウトプットを意識することが重要。
患者さんや学生さん、周りの人のことを、いつも思い浮かべるようにしています。

(院)

 

2021年9月24日 | カテゴリー : 教育 | 投稿者 : sorashiya

ユルスナール

皆さまこんにちは。
お盆も明けて、SORA鍼灸院は通常診療しています。
長雨が続いていますね。
なるべく早く、穏やかに、落ち着いてくれればと思います。

お盆休み、私達はずっと芦屋で過ごしました。
お天気だった初日に、以前から行きたかったお店にお邪魔しました。

阪急芦屋川近くの商店街にある、カフェ「ユルスナール」さんです。
コロナ禍で休業されていましたが、8月4日から感染対策の上、再開されました。
現在は、テイクアウトもされています。

ユルスナールさんは、グルテンフリーのカフェです。
ご家族に遅延型の小麦アレルギーをお持ちのオーナーが、小麦アレルギーがある方も、ない方も、一緒に食事を楽しめるようにという思いで作られたお店だそうです。

小麦アレルギーは、アレルギーの中でも頻度が多いので、たくさんの方が向き合っておられます。
私もアトピーの治療中に、小麦、乳製品の除去を10年続けた経験があります。
小麦と乳製品はあらゆるものに入っていて、食べてよいものが少なく、外食はなかなかできませんでした。
また食事に対するプレッシャーも大きかったので、友人と食事を楽しむのは難しいことでした。

アレルギーがあっても無くても一緒に食事を楽しむことが出来たらどんなに良いだろう!と思います。

ユルスナールさんのランチメニューは3種類。

大体2週間ごとにメニューが変わるそうです。
メニュー表にも、主要なアレルゲン表示がされていて、食物アレルギーがある方も安心して注文できます。

今回、院長は、

桃の冷製パスタ
桃の冷製パスタ

娘は、

パンプレート
パンプレート

私は、ルーロー飯を、いただきました。
(写真を取り忘れました...)

まず、どのメニューも見た目がとても美しいのでワクワクします!
(長らく自分で盛り付けたものしか食べていなかったので余計に…)

普段あまり頂く機会のない、ビーツのスープは美味しいうえに、とても美しくて感激しました。

院長も「体に良いものが美味しい...」とつぶやいておりました。
「パスタのソースが勿体ないから飲む」とも。

娘もニコニコで、モリモリ頂きました。

大満足

デザートに、

デザート
桃のソーダ、チーズケーキ、アイスコーヒー

も頂くことに。

すべてのメニューが、1つ1つ、丁寧に作られているのが伝わります。
きっと沢山の手間と工夫と愛情をかけて、この美味しさになっているのだと感じます。
そして、こんなに美味しいのに、グルテンフリーであることには感動です。

お盆休みに素敵な時間を過ごさせてもらいました。
ユルスナールさん、また伺います!

Yourcenar : ユルスナール

(副)

更年期症状には

最近、更年期症状でお困りの方の施術が増えています。

更年期には卵巣の働きが低下して、今まで卵巣から出ていたエストロゲンというホルモンが減っていきます。
エストロゲンは全身のあらゆる細胞に作用して潤滑油の様な働きをしてくれています。
更年期には、あちこちの細胞が乾いて傷付きやすくなる事で、炎症に繋がったり、滞って働きが悪くなります。
だから更年期症状は不定愁訴といわれるように、多種多様です。

でも、エストロゲンが減る更年期に、皆が症状に苦しむ訳ではありません。

エストロゲンという潤滑油が減っても、それぞれの内臓器官の働きがしっかりしていれば、症状は強く出ないで過ごせます。
また卵巣からのエストロゲンが減ることは、悪いことではなく、体の自然なサイクルでもあります。
閉経後は、脂肪細胞などにあるアロマターゼという酵素が作用して、他のホルモン(男性ホルモン)からエストロゲンを作るようになります。
エストロゲンは発ガンの原因にもなるので、多ければ良いというものでもありません。

鍼灸ではその人それぞれの働きの弱くなった内臓器官を見つけて改善していきます。
コリや循環不良を見つけて滞りを取ります。
すると症状が楽になり、過ごしやすくなります。

実は普段から鍼灸メンテナンスをされている方は、更年期症状が軽くなるので、きつい症状の方をお見かけしません。鍼灸は予防が得意です。
鍼灸で不調を取っていけば、エストロゲンの増減に左右されにくい体を目指せます。
お元気になられるよう、サポートさせて頂きます。

(副)

はり灸レンジャー最近の活動

私たちが長く続けている「はり灸レンジャー」での鍼灸ボランティア活動。
昨年からの新型コロナウィルスの感染拡大により、東北や熊本など被災地への訪問ができなくなっています。
次回の訪問を約束していた中での不測の事態で、お互いに残念な気持ちでいっぱいでした。

私たち自身も日常生活や仕事において先の読めない状況が続きました。
昨年一年間は、被災地のことが気になりながらも、グループとしての活動はできないままでした。

そんな中、今年に入って毎月オンラインで開催されている「日本災害鍼灸マッサージ連絡協議会」の会合に参加させて頂いております。
災害時の連絡や情報共有の為に、全国の災害支援に関わる鍼灸マッサージ師の各団体で結成された会になります。

その会合をきっかけに、グループ内でもリモート会議が実施されるようになりました。
昨年中も被災地のニュースや現地団体とのやりとりは、連絡網を使ってシェアされていましたが、やはり顔を合わせての話し合いが大事と感じます。

そして一昨晩は、その連絡協議会の方で、私たち「はり灸レンジャー」の活動紹介をさせて頂きました。
私たちの団体設立経緯から、活動の特徴、今後の課題などもお話しさせて頂きました。

レンジャー紹介スライド

すると、私たちが当たり前のように出来ていたことが、そうでもなかったり、逆に出来ていないこともわかるようになります。
自分たちのことは、回りからの方が、よく見えることもあるようです。

連絡協議会には、いろんな立場で、鍼灸で困っている人の役に立ちたい!という思いの人が集まっています。
たくさんのご意見やアドバイスを頂くこともできて、毎回とても為になります。
共通するのは、災害時に限らず、「平時における取り組み」というのが、一つのキーワードに思います。

コロナ禍で出来ることは限られていますが、私たちの身の回りでも何か出来ることはないか、常にアンテナを張っておきたいと思います。
そして、コロナが落ち着いた頃に、これまでご縁のつながっている地域に、またお伺いしたいと願っています。

(院)