おいしい給食

介護の話題ばかりだったので、たまには息抜きで、マイブームを紹介します。
最近、家族ではまっているのが、「おいしい給食」です。
「給食」がテーマのコメディドラマですが、笑いあり、感動あり、そして「食」について考えさせられることもあります。

1年前のコロナ禍に「劇場版 おいしい給食 Final Battle」を、amazon primeで見たのが始まりでした。
その後、Season1 の連続ドラマを再放送で見て、さらに Season2 が昨年秋に放送され、録画をして欠かさず見ていました。
そして現在、最新作の『劇場版 おいしい給食 卒業』が映画公開されています。

映画『劇場版 おいしい給食 卒業』公式サイト
https://oishi-kyushoku2-movie.com/

先週 5/13 上映開始でしたが、早速先週末、お友達家族と一緒に観てきました。
睡眠不足だったので寝てしまわないか心配でしたが、その心配は全くありませんでした。
主演の市原隼人さんの演技力に今回も圧倒されました。
まだ公開中なので、詳しい内容は書きませんが、「食」への楽しみが伝わってきます。

私たちは、患者さんから、健康に良い「食事」について聞かれることも多いです。
その多くは、栄養面に関してです。

「〇〇の成分が、関節に良い」とか、
「〇〇を食べない方が、アレルギーになりにくい」とか。

確かに、ある成分によって効果を示すことはあるのでしょうが、それだけで身体はできていません。
そして、栄養を取ることだけが、「食事」ではありません。
食事制限の厳しかった、副院長の経験もあります。

私たちは、食べることの楽しみや有難さも、「健康」のためには必要だと考えています。
そういったことが、この映画でも表現されています。

おいしい給食109
109シネマズHAT神戸

 

「給食」と言えば、書籍や映画化されるほど、ここ芦屋では力が入れられています。

書籍「芦屋の給食」
https://amzn.to/39ZeRbC

映画「あしやの給食」
http://ashiyanokyushoku.com/

あしやの給食
こちらも観に行きました

私も子どもながらに、小学校の給食が美味しかったのと、決して残さなかったのを覚えています。
娘の給食の献立表を見ても感心するばかりです。
娘も給食が楽しみで、毎日献立表を携帯し、チェックしています。

つい先日も娘の大好きな「オムライス」でした。
手作りで一つ一つ卵で包まれています。
全校生徒だと大変すぎるので、学年毎に回ってきます。
給食の先生にも感謝です。

そんな作り手の苦労や工夫も感じられる「給食」。
食への感謝の気持ちを忘れないでいて貰いたいと思います。

ミルメーク
(映画鑑賞プレゼントのミルメーク)

 

(院)

反応点治療 関西実技講習会 のお知らせ

《鍼灸講習会のご案内》

定期開催による「学ぶ → 実践 → さらに学ぶ」のサイクルで知識・技術習得!

痛みはどのように出現するのか?
自律神経とは?
内臓疾患に対する鍼灸治療はどのように行えばよいのか?
鍼をすると体にどのような反射が起こるのか?
など、毎回テーマを変えながら、2か月に1回、講習会を開催しています。

「鍼灸治療を解剖学的・生理学的に紐解いていく」そんな講習会です。
午前は講義・午後は実技の2本立てで、実技は習得レベルに合わせて指導しています。
初めての方や学生さんも安心してご参加いただけます。

一般社団法人 反応点治療研究会 主催
関西実技講習会

【2022年度 日程と各テーマ】
第1回 1月16日(日) 反応点治療とは ~反応点の出現と改善~
第2回 3月13日(日) 風邪に対する反応点治療(呼吸器系)
第3回 5月 8日(日) 胃腸障害に対する反応点治療(消化器系)
第4回 7月10日(日) 膀胱炎・生理痛に対する反応点治療(泌尿器生殖器系)
第5回 9月11日(日) 心臓に対する反応点治療(循環器系)
第6回 11月13日(日) 平衡感覚失調に対する反応点治療

<午前の部> 10:00~11:30 反応点治療の概論・各テーマ別の「講義」
<午後の部> 13:00~16:00 反応点治療の「実技」

【会場】 ミントはり灸院
    (JR六甲道駅より徒歩3分・神戸市灘区森後町3丁目1-5 ネオハイム六甲201号)

【対象者】 鍼灸師・鍼灸学校の学生

【参加費】 鍼灸師 7,000円 / 学生 5,000円
     (午前+午後 1回分の金額です。当日会場にてお支払いください)

【持ち物】 鍼灸道具(普段使っているもの)・スリッパ・筆記用具。
      服装は自由、ラフな格好で結構です。

【お申し込み】 以下のURLよりお申込みをお願いいたします。
       https://forms.gle/cmJvt1F3XuhCiKDZ6

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※ 午前の講義のみ オンライン受講も可能です

 申込者は、1か月限定でアーカイブ視聴も可能です。
 当日参加が無理な方も、録画を後でご覧頂けます。
 反応点治療を知りたい方、会場での参加が難しい方、日時の都合が合わない方、
 下記サイトURLからお申し込みください。

【オンライン講習費】 鍼灸師2,000円 / 学生1,000円
  第1回 1月16日「反応点治療とは」のみ 無料公開しています。 

【お申し込み先】 https://hannouten.peatix.com/

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反応点治療関西講習会2022

インプットの秋

今年から担当している反応点治療の座学授業。
前期が終わって、後期に向けて、今は準備期間中です。

授業期間中は、スライド資料の用意に追われていました。
師匠のスライドのままでは同じように話せないのと、私なりの伝えたいこともあるので、修正の毎日でした。

次の後期授業には、まだ時間に余裕もあるので、今は、インプット期間中でもあります。
どんなインプットをしているかを聞かれることもあるので、そのいくつかをご紹介します。

 

① 日常臨床

普段の臨床は、アウトプットのようで、インプットでもあります。
患者さんとのやりとりで、学ぶことは多いものです。
よく言う、教科書通りの患者さんは少ないものです。
日頃の臨床経験が、最もインプットになることは、間違いありません。

そういう意味では、良い鍼灸院を選ぶ判断基準として、「適度に」患者さんが多いところが良いのでしょう。
ただあまりに忙しすぎると、施術が機械化、マンネリ化することもあります。考える機会や時間も必要です。
患者数と治療技術は、比例しないと思っています。

 

② 読書

鍼灸や医学・医療情報については、メルマガ、論文雑誌などが多いです。
医学は進歩しています。昔の伝統医学よりは、現代の最新医学を参考にします。

鍼灸以外の学びは、書籍が多いです。
これも、患者さんから教えてもらったり、紹介してもらうこともあります。
ここ最近は、授業もあるので、学び方とか、伝え方とか、話し方とか。
「やり方」(テクニック)よりは、「あり方」について書かれた本が好きです。

つらさや悩みを持つ患者さんを前にして、どう施術するかだけでなく、何を助言できるかも大切です。
病気にならないような思考や、より良く生きる為には?、幸せになる為には?とか。
医学は新しいものが良いですが、考えや思想は、古典、歴史書なども良いですね。

最近は、電子書籍 Kindle Unlimited で、読み漁っています。
マンガで読める伝記や偉人伝シリーズもおすすめです。

 

③ 音声コンテンツ

いくつかサービスはありますが、私が利用しているのは voicy(ボイシ―)です。
昨日、開設からちょうど5周年を迎えました!
https://event.voicy.jp/5anniversary

開設当時は使いにくかったりもしたのですが、年々、改善されてきました。
今ではコンテンツ(チャンネル)も多くなり、自分にあったものを選べると思います。
学びに貪欲な人、忙しい人にもおすすめです。
音声メディアは、動画のYouTube等と違って、画面の前に囚われることがありません。
何かしながら聞くこともできるので、隙間時間にも役立ちます。

実は、この会社を立ち上げた代表は、私の中・高の同級生です。
代表が前面に出てくるのは珍しいですが、本人もパーソナリティとして、たまに話しています。
そんな同級生の活躍は、励みになりますね。

ちなみに、その voicy で配信もされているキンコン西野亮廣さんも、同い年。
その活躍ぶりや勉強ぶりは驚異的です。
世の中を良くしてくれると思っています。
この音声配信をきっかけに、出演されるYouTubeチャンネルもいくつか見るようになりました。
SORAでは今、キングコングブームも起こっています!
(健康に「笑い」も大切な要素です!)

 

話がそれましたが、どのインプットも、アウトプットを意識することが重要。
患者さんや学生さん、周りの人のことを、いつも思い浮かべるようにしています。

(院)

 

2021年9月24日 | カテゴリー : 教育 | 投稿者 : sorashiya

人に教えること

この4月から、母校の鍼灸専門学校で、非常勤講師として授業を受け持つようになりました。

これまでも「学生臨床」で、鍼の技術(反応点治療)を指導していましたが、今年からは座学の授業です。

スライドや講義資料、そして今の緊急事態宣言中からオンライン講義となり、確認プリントの作成が追加されたりと、事前の準備が大変になりました。。。

ですが、前期授業分の資料が準備できて、やっと自分の時間も取れ出して、今年の目標にしていた「毎月ブログを書く」の為にこのブログをあわてて書いています。

 

この「人に教える」ということは、とても勉強になります。

間違ったことやいい加減なことを教えられないので、師匠の授業資料はもちろん、教科書や専門書を見返したり、文献を調べ直したりします。

その過程ももちろんそうですが、人に伝える(アウトプットする)ことが、さらにその学習を深めてくれています。

ラーニングピラミッド

学生にも紹介している「ラーニングピラミッド」です。

その数字や根拠はあやしいとされていますが、参考にはなると思います。

 

最近よく言われるアクティブラーニング(主体的な学び)は、下の3つに当たります。

そして上の方がいわゆる「インプット」ならば、下の方が「アウトプット」とも言えるかと思います。

私たちが実践する「反応点治療」の勉強会や講習会では、まさにこの下の方に、重きを置いています。

聞いたり見たりして分かることは少なく、自ら考えたり気づくことで、修得できるものだと考えています。

(学生時代は、もっと技術を見せて貰いたいと思っていましたが、浅はかでした。。。)

 

話がそれましたが、上の図で学習の定着率は、「講義」が最も悪く、「人に教えること」が最も高いとされています。

つまり、「講義」をしている私が、最も勉強になっているわけです。

そして「講義」を受けている学生が、最も勉強できていないということに。。。

 

だから学生にとっては、受動的に「講義」を聞くだけでなく、それをいかに他人に伝えたり、ディスカッションしたり、実践できるかが大切になってきます。

オンライン講義だけでは限界もありますが、その分、講義の時間は増やされ、十二分にインプットはできています。

あとは、それをいかにアウトプットできるか、それを活かすも無駄にするのも、やはり学生さん次第ということです。

 

私は、それをいかに実践してもらえるように、伝えられるか。

教えずに教えることができるか。

学生さんへだけでなく、患者さんへも同じことが言えますね。

勉強は続きます!

(院)