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健康・長寿を支える鍼灸学

6/2と6/3、全日本鍼灸学会の学術大会が大阪であり参加してきました。

今年のテーマは、
「健康・長寿を支える鍼灸学」
– 新たなるエビデンスとナラティブへの挑戦 –
です。

当院にも健康・長寿の為に(元気に過ごせる為に)、定期的に鍼灸治療を受けに通われる患者さんも多くおられます。
高齢者医療やホスピスケアの講演を聞いたり、認知症や小児鍼の実技セッションを見たり、そして多くのポスター発表を見学してきました。

鍼灸にはいろんな流派と呼ばれるものがあります。
考え方や治療方法、そのアプローチも様々です。
そこには納得できない点もありますが、しかしその「目的」は、大きく違わないように思います。
(中には全然違うと感じることもありますが)
そういった他の方法にも目は向けて、自分の考えを顧みたいと思っています。

私たちの所属する反応点治療研究会からも、3治療院の先生方のポスター発表がありました。
私も認知症治療について、発表をさせて頂きました。
自分たちの考えをまとめ、またそれを他の人たちに伝えること。
それもまた「困っている人の為に」必要なことに思います。

今回学んだことを日々の治療にも取り入れていきたいと思います。


 

黄砂・PM・花粉症の対策

 

今日、西日本から北陸で「黄砂」の飛来がありました。

 

花粉症は、「スギ」から「ヒノキ」へと変わってきました。
今年はその「ヒノキ」花粉が多く、都心では昨シーズンの43倍とか…
「ヒノキ」の方が症状を強く感じるのは、昨年のこの時期のブログに書いていました。

 

さらにおとなり韓国では、昨日、大気汚染「PM10」が原因でプロ野球が中止になったというニュースも。
ファンと選手の健康を考慮した決定だったそうです。

大気汚染物質は、花粉や黄砂よりも粒子が細かい為、からだの奥まで入り込みやすく、肺炎、肺がんなどの呼吸器疾患にもなりやすいと言われています。
また、粘膜をかいくぐって侵入してくるとなると、様々なアレルギー疾患の発症の引き金にもなると考えられています。

 

そんな息苦しい季節と環境に対して、鍼灸治療にできる対策は?

 


まずは、空気の入口、鼻・のど・気管に対するケアです。
ここの粘膜を潤わせて、しっかり防御機能が働くようにしておきます。
特に大気が乾燥しているときは、注意が必要です。


さらに、過剰な免疫反応を抑えます。
鍼灸治療ではこの根本治療を目指します。
最近いくつかサプリメントもあるように、腸内環境が免疫に関わると注目されています。
私たちも、アレルギー疾患の改善に、腸、肝臓あたりの反応点に注目しています。


そして、反射性に起こる、コリや痛みの緩和です。
目、鼻、咽、気管にある炎症は、頭、首、肩、背中あたりの筋肉まで影響を及ぼします。
頭痛、肩こり、寝ちがえ、背中の張り。
こういった症状に対して、鍼灸には即効性もあります。
それらの緊張をとるだけで、だいぶ楽に過ごせます。

 

この時期、鍼灸が本当に助かります。

5回目の熊本

震災からもうすぐ2年が経つ「熊本」。
はり灸レンジャーとして、5回目の鍼灸ボランティアに行ってきました。
地域の拠点や高齢者施設、仮設団地などを回り、鍼灸施術とセルフケアの普及活動を行なっています。

詳しい活動の様子は、はり灸レンジャーのブログをご覧ください。

はり灸レンジャー 公式ブログ
http://harikyuranger.blog.fc2.com/

 

新しい住居や店舗を再建された方もおられる一方、仮設住宅に残り寂しい思をされている方もおられました。
ただどちらも未だ非日常の暮らしを過ごされており、その疲労が蓄積されているかのようでした。

被災地での治療は、初診(はじめまして)の方も多く(鍼治療も初めてだったり)、さらに短時間で結果を残せるようにと、緊張感があります。
被災地支援ではありますが、私たちにとっても貴重な体験をさせて頂いています。

 

今回は、被災地の方に、被災された町の様子や復興されている様子、地域の魅力なども案内して頂きました。
震災をきっかけに変わられた、町に対する思いも教えて頂きました。
私たちも、御縁あってその地を知ることができ、嬉しく思います。

これからも、お互い様の関係で、無理の無いような支援活動を続けていきたいと思います。

 

 

7年

今年も3月11日を迎えました。
とにかく何かしたいと思ったあの日から7年。
自分にも家族ができて、子どもが生まれて、あの時以上に心に触れることが増えているように思います。

見ていても、聞いていても、理解したり、想像できることはほんの一部でしかないはず。
あの日を過ごされた方の今を、心に留めておかなければと思います。

今年は東北へは9月に、「はり灸レンジャー」として伺う予定です。

風邪やインフルエンザ感染のサイン

風邪やインフルエンザの予防は、鼻、咽、内臓のケアです。

「風邪・インフルエンザ予防」

とは言いつつも罹ってしまうこともあります。
早めの対策もポイントですが、内臓の不調には気付きにくいものです。

 

 

しかし、風邪の引き始めに、首や肩コリ、頭痛を感じる方は多くおられます。
風邪は、入口であるノドから、鼻から、炎症を起こします。
その炎症が、神経を介して、頭・首・肩の筋肉を緊張させます。
その結果、頭痛や首、肩コリを感じるようになります。
身体の中の炎症よりも、表面の筋肉の痛みやコリを、伝える神経の方が自覚しやすいのです。

「風邪の引き始めの葛根湯」は、頭痛や肩コリを和らげる効能でも有名です。
つまり、頭頚部のコリや痛みを感じたら、要注意です。

風邪による炎症も、ノド、鼻で治まればいいですが、気管支、肺まで及べば、もっとつらくなります。
その炎症の信号は、背中や腰、呼吸する筋肉まで緊張させていきます。
さらに、咳が続くと腹筋もしんどくなります。
全身筋肉痛で、寝ているのもつらいくらい。
やはり風邪はこじらせないに限ります。

 

風邪の諸症状は、身体を休めなさいというサインです。
風邪を引いたときは、ゆっくり休んで身体が治してくれるのを待つのが一番です。

そうは言っても、家事や育児、仕事で休めないことも多いでしょう。
日常生活をおくりながらも、つらい症状をとりつつ、身体をより早く回復できるような治療を考えます。

どんなつらさでもそうでが、ひどくなる前の早めの対策(治療)が効果的です。

2018-01-26 | カテゴリー : 病気, 風邪 | 投稿者 : sorashiya