今年も花粉症の季節がやってきました。
花粉症による経済損失は、1日あたり約2,215億円という報告もあり1)、この時期のつらい悩みの一つです。
そして、同じ調査では、相手も花粉症だと親近感や好意を覚える人が、約5割もいるとか。
なので、昨年以上に早くから目のかゆみと鼻水の出ている私も、積極的に花粉症の話題を振っていきます。
すると、マスク生活で例年よりは無事かと思いきや、症状の出ている方が多いように思います。
アレルギーは、アレルゲン=花粉以外の要素も大きく関わっていることが示唆されます。
鍼灸にも抗炎症作用は言われていますが、その威力は弱いものです。
アレルギー反応を起こしてしまっているときは、抗アレルギー薬を使いますし、おすすめしています。
それでも薬の効き目がいまいちのときや、症状が軽いとき、そして花粉症によるその他の愁訴(頭重、首肩コリ、不眠、倦怠感 etc)には、鍼灸も大いに役に立ってくれます。
今のアレルギー症状を全て花粉のせいにせず、自分の健康状態や生活習慣を見直すきっかけにも思って、しっかりセルフケアしてこの大変な時期を過ごしたいと思います。