梅雨におすすめのケア

今年の梅雨は暑いそうですね。

高温で多湿だと実は「心臓」の負担が増します。

梅雨は湿度が高く、汗が蒸発しにくいため、体に熱がこもりやすくなります。

体は体温を下げようとしてさらに汗をかきますが、水分が失われると血液がドロドロになり、流れが悪くなります。

これにより心臓は血液を全身に送るために負担がかかります。

さらに、体温を逃がすために皮膚の血管が広がると血圧が下がり、1回の拍動で届く血液量が減るので、心臓はより多い回数を動かさなくてはなりません。

心臓が疲れるとむくみやすくなったり、だるさや疲労を感じます

 

対策としては、

・睡眠をとる

・暑い時は風を当てて汗の蒸発を促す(目には風を当てない)

・水分を補給する

・軽い運動をして筋肉でのめぐりを促す

があります。

 

鍼灸では、心臓の反応点を優しくローラーします。

だるさや疲れ、むくみを感じたらぜひ毎日2〜5分ローラーしてみてください。

不整脈や動脈硬化の対策にもなります。

毎日の積み重ねが大切です。

(副)

体のためにセーブしない

しんどくなるのが心配で、やりたいことをやめたり、活動をセーブしすぎてしまう方がおられます。
とてもしんどくて、辛かったので、またそれに戻ってしまうのではないかと感じるためです。

不調を経験すると、多くの方が同じように感じられています。
楽しみだと思う予定があってもやめたり、しんどくなるかもしれないから、外出を控えたりされます。

でも活動を控えることは、かえって体が回復するのを邪魔することにもなります。

体は使うことで、活動することで、機能を取り戻していきます。

養生してある程度症状が落ち着いたら、次は活動していくことが大切です。

自分の体のことは、意外と自分にはわからないものです。
やってみてはじめて、ようやく、わかる材料が増えていきます。

はじめは少ししんどくなります。
でもしんどくなったことは、悪いことではありません。
しんどくなってしまったと、反省する必要もありません。

少しずつ負荷をかけていくことで、体が回復するスピードが速くなります。
回復しよう、修復しよう、と体が活性します。
いきなりきつい負荷は負担ですが、少ししんどいなくらいはちょうど良いです。

しんどくなったら、なってから休めばよいです。
「今日は頑張ったな」
「頑張って体の回復を助けたぞ」
と思って、安心して休んでください。

休む時に、セルフケアも味方になります。
お灸やローラーで体を労わったら、さらに回復を助けます。

しんどくならないように過ごすのではなく、やりたいことをしていくことで、体力が戻ります。
以前より、さらに元気にもなれます。

季節の変わり目、一緒に乗り切りましょう!

(副)

 

腸の免疫に肝臓が関わる

先日、日経メディカルで面白い記事を見つけました。
「腸の情報は肝臓を介して脳へ伝わる」というもので、
腸の膨大な情報はまず肝臓へ伝わって、そこで集約された情報が迷走神経によって脳へ伝えられ、脳はその情報をもとに迷走神経を介して腸の免疫の調節をしている。という仕組みが分かったのだそうです。

普段アトピーやアレルギーの患者さんのお体をみせて頂くと、肝臓と小腸の反応が強く出ています。
肝臓と小腸の不調が症状の悪化に関わっていると感じていました。
今回、腸の免疫の調節に肝臓が関わることが科学的にも検証されていて、なるほど!と納得しました。
小腸内で免疫の応答を穏やかにする免疫細胞を増やす、腸内細菌も見つかってきているようです。
体の仕組みが分かると出来ることも増えそうですね。

循環が良くないと病につながるので、まずは腸や肝臓の循環を良くして、働きをサポートしたいと思います。
ご自身で出来ることは、肝臓付近のツボ「期門」、小腸のツボであるおへその上下にローラーをしたり、お灸をすることです。
体のしくみにある脊髄反射を使って、ダイレクトに肝臓や小腸に働きかけてくれます。
こまめに優しい刺激を積み重ねることが効果的です。

アレルギーの気になる方や、おなかの不調がある方は、是非毎日取り入れてみてください。

(副)

新生活のケア

皆様こんにちは。
新年度が始まりましたね。
いかがお過ごしでしょうか?

今年度は院長が師匠である河村廣定先生に代わって、母校の鍼灸専門学校で反応点治療の授業を受け持つことになりました。(授業は定休の毎週水曜ですので治療院は変わらず診療しております)
副院長も月に1~2回ほど実技授業のサポートに入る予定です。
新しい生活に少し、いや、かなり緊張しております。(特に院長)

新しい生活は慣れるまで緊張が続きやすく、脳の活動が優位になりがちです。
脳の活動が優位なままだと、消化器の働きが落ちたり、睡眠が浅くなったりしがちです。
上手く消化できないと胃痛、便秘や下痢にもつながりますし、睡眠が浅ければ疲労がとれません。

新生活の緊張からくる不調は脳の覚醒が続いてしまうことから起こります。
脳に近いお顔周りにはたくさんの感覚器が密にあり、その情報が絶えず、ダイレクトに脳へ送られています。
お顔周りの疲れや不調が脳へ与える影響はとても大きいのです。

この時期に体を整えるにはお顔周りのケアが効果的です。
効率よく脳の負担を減らしてくれます。

普段からよく使う目。
花粉や黄砂にさらされている鼻や喉。
立ちくらみやめまいがあったり、気圧や天気の変化に弱い方は耳のローラーケアがおすすめです。

ポイントは強く刺激しないこと。
強い刺激はかえって興奮を高めることもあり、脳がリラックスできません。
気持ちの良い優しい刺激が効果的です。

私たちもお顔周りの優しいローラーケアで効率よく脳の負担を減らして、この時期を乗り切りたいと思います。

 

新しいといえば、、治療院のカーテンを新調しました!

New カーテン


新しいカーテンの色は、以前から少しずつ取り入れている木目調に合わせて、ベージュにしました。
以前のものより長く、透けないものにしました。
そして何よりの特徴は 抗菌・抗ウイルス素材!です。

抗ウイルス

50回洗っても効果が保たれるそうです。

これからも進化しながら、皆さまに安心して鍼灸を受けて頂けるよう、努めて参ります。
少し新しくなった治療院でお待ちしております!

(副)

つらい咳に「奇跡」のお灸

明けましておめでとうございます。
今年も引き続きコロナ対策に努めて参ります。よろしくお願い致します。

寒くなると喘息の症状が増えてきます。
今年はコロナもあり、呼吸の乱れや連続する咳で外出もままならずお困りの方も多いと思います。当院でも喘息による咳に悩まされておられる方が来院されています。

鍼やお灸で施術すると呼吸が楽になったり、咳が治まってきますが、体の回復の為には毎日のセルフケアがとても役立ちます。
咳をしていると外出するのもはばかられますので、ご自宅でできるホームケアが助かります。

使っていただきたいのは、ローラー鍼か、煙の出ないお灸「せんねん灸奇跡」です。
お灸は煙が出るので、普通は喘息の方には負担になって使いにくいのですが、「奇跡」なら大丈夫です。

喉や胸、腕の付け根で、その人の反応点にお灸していただきます。

咳のツボ・反応点
(煙の出ないお灸)

ツボに照らし合わせると、中央の喉にある「天突」(てんとつ)、左右の胸にある「威中」(いちゅう)、腕の付け根「雲門」(うんもん)、「中府」(ちゅうふ)あたりになります。

お灸の刺激は優しいのでなるべく毎日するのがおすすめです。

せんねん灸の「奇跡」は煙が出ないので、お灸の におい が苦手な方にもおすすめです。
温熱が低い「ソフト」の方がおススメです。
ぜひ試してみてください。

せんねん灸奇跡
当院でも販売しています。

(副)

風邪症状のセルフケア

不自由な日が続いていますね。
こんな時期に、のどの痛みや咳が出だすと心配になりますが、今は病院にも行きづらいものです。

もともと春は空気中の異物が多く、鼻やのどの粘膜に負担のかかる季節です。
鼻やのど、呼吸器の不調も出やすくなります。
「少しおかしいかな」と気づいた時にセルフケアができると、より効果的です。
ひどくならずに過ごせることもあります。

まず、のどのイガイガや痛みには、のどの中央の脇を、やさしくローラーします。
咳には、鎖骨下から胸の中央にかけて、やさしくローラーします。
やさしくローラーすることによって、のど と気管の循環が保たれます。
のど と気管の粘膜が潤って、ウイルスの侵入を防いだり、ウイルスや炎症物質が洗い流され、症状も改善します。
お子さんなら1回1~2分くらいで大丈夫です。
手で、さすられるのも良いでしょう。

大人の場合、1回5分を目安に、1日のうちのいつでも出来る時にしてみてください。
症状のきついときは1回5分を1日3回、こまめにできると効果的です。
根気よくケアするとしんどくなってからでも楽になります。

その他、だるさや疲れには、肝臓のケアが効果的です。
右胸の下、肋骨の上あたりに、ローラー鍼をしたり、せんねん灸を1つずつ2~3回すえると良いです。

頭痛には、小鼻の両サイド、こめかみのローラー鍼ケアがおすすめです。
顔の場合はお灸は使わずローラー鍼でケアしてください。

我が家では普段から予防的にセルフケアしています。
おかげで体調も良く過ごせています。
なるべく小さな不調のうちに対処してこの時期を乗り切りましょう。

(副)

不安やイライラにできること

外出自粛の生活は気分転換がしにくいですね。
運動もしにくく、体の循環も悪くなりがちです。
気持ちも不安定になりやすいかと思います。
天気の悪い日はなおさらです。

雨桜

お天気の悪い日は気圧が下がって、代わりに体の内圧が増えるために、体の中が膨張していつもに増して滞りやすくなります。
特に影響を受けやすいのは内耳です。
もともと空間に余裕がない器官で、滞りも出やすくなります。
耳の中の滞りや不調は、近くにある自律神経の神経核に作用して、自律神経の働きの邪魔をしてしまいます。

今まで自律神経が自然に調節してくれていたものが乱れ始めると、気持ちも不安定になります。
自己不全感や不安感、イライラも増してしまいます。
「なんだかうまくいかない」「不安だ」など、いつもより感じる時は耳の中の不調が影響しているかもしれません。
耳の中の循環を保つことが気持ちの安定につながります。

耳の前から下にやさしくローラー刺激をしたり、さすったり、耳たぶを持って回したりすると良い対策になります。
1回2分以上、気が付いたときに何度でもできると効果的です。

耳の前から下には血管とリンパ管も通っています。
耳のケアは顔周りの循環も良くするので、お顔のむくみも解消されます。
不安、イライラ対策は、ついでに小顔にもしてくれますよ。
おすすめです。

(副)

2020年4月14日 | カテゴリー : セルフケア | 投稿者 : sorashiya

免疫力をつけるためにできること

兵庫、大阪を含む7都府県への緊急事態宣言。
ここ1か月の頑張りが実を結びますように。
まずは1か月、一緒に乗り切りましょう。

免疫力アップの為には規則正しい生活が必要です。
なるべく同じサイクルで過ごして、体内時計を助けてあげてください。

外出しにくくなりましたが、1日20分程度の日光浴もおすすめです。
集まらずに散歩、集まらずに運動することで、体の滞りもとれます。

のどの両サイド、小鼻の両脇のローラー鍼ケア、
肝臓(右胸の下)と小腸(おへその上下)のローラー鍼やお灸も効果的です。
強くない、やさしい刺激の方がより効果的です。

ローラー鍼は、気持ちの良い程度の強さで2分以上。
お灸なら、せんねん灸のレインボー、ソフト灸、竹生島を選んでください。

優しい刺激の積み重ねは、脳に働きかけて、かかっているストレスの軽減もしてくれます。
我慢することや負担が増える、これからのためにお勧めです。

ご家族でお互いにお灸やローラーをしたり、手でさすってあげる時間をつくると精神的にも落ち着きます。
小さなお子さんにはお腹全体をさすってあげてください。服の上からでも大丈夫です。

体は一足飛びではなく、少しずつ変わっていきます。
是非、毎日のセルフケアタイムを作って、頑張っているご自身やご家族をいたわってあげてください。

(副)

2020年4月9日 | カテゴリー : セルフケア | 投稿者 : sorashiya