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SORA鍼灸院のブログです。

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花粉と体調

花粉

今年も花粉症の季節がやってきました。

花粉症による経済損失は、1日あたり約2,215億円という報告もあり1)、この時期のつらい悩みの一つです。

そして、同じ調査では、相手も花粉症だと親近感や好意を覚える人が、約5割もいるとか。

なので、昨年以上に早くから目のかゆみと鼻水の出ている私も、積極的に花粉症の話題を振っていきます。

すると、マスク生活で例年よりは無事かと思いきや、症状の出ている方が多いように思います。

アレルギーは、アレルゲン=花粉以外の要素も大きく関わっていることが示唆されます。

 

鍼灸にも抗炎症作用は言われていますが、その威力は弱いものです。

アレルギー反応を起こしてしまっているときは、抗アレルギー薬を使いますし、おすすめしています。

それでも薬の効き目がいまいちのときや、症状が軽いとき、そして花粉症によるその他の愁訴(頭重、首肩コリ、不眠、倦怠感 etc)には、鍼灸も大いに役に立ってくれます。

 

今のアレルギー症状を全て花粉のせいにせず、自分の健康状態や生活習慣を見直すきっかけにも思って、しっかりセルフケアしてこの大変な時期を過ごしたいと思います。

 

1)Panasonic 「社会人の花粉に関する実態調査」

令和3年アレルギー週間市民公開講座が開催されます

花粉

今年も2月2日のアレルギーの日が近づいてきました。

例年、近畿2府4県にて会場にて開催していました「アレルギー週間」の市民公開講座ですが、令和3年は2府3県の5会場でLIVE配信でのWEB講演会として開催となります。2月6日より毎週末、無料配信されます。
視聴にはインターネットへの接続とZoomアプリケーションが必要です。

全会場で受付開始しています。
全会場、内容が異なるので、ご興味のあるアレルギー等についていずれの配信日もお申込み可能です。

300~500名入室(視聴)可能な設定となっていますので、多くの方が視聴可能とのことです。
一般向けの講演なので気軽に参加できます。

日程、内容など、詳しくは日本アレルギー協会関西支部ページをご覧ください。

http://allergie-kansai.jp/publics/index/113/

(副)

2021年1月18日 | カテゴリー : アレルギー | 投稿者 : sorashiya

コロナ対策続けています

先日見かけた記事を紹介します。

近畿大学医学部環境医学・行動科学教室准教授の東賢一氏を中心とする研究チームが、医療現場における新型コロナウイルス感染症のリスクを「飛沫感染」「接触感染」「空気感染」といった感染経路別に換算するモデルを構築し、感染リスクを数値化し、算出しました。
同時に、「サージカルマスク」「フェイスシールド」「換気」などの感染予防策を行った場合の評価も載せられています。

https://newscast.jp/news/5032698?fbclid=IwAR3bavIcmlAW7LKC93UmLmQ4U87T0k69F76sY_aB1Cet8aumU1XMm8MtFvU

この研究論文は 今年1月3日に環境衛生学の分野で権威のある国際雑誌「Environment International」に掲載されたそうです。  
掲載論文:https://doi.org/10.1016/j.envint.2020.106338

内容としては、

〇「飛沫感染」が主な感染経路で「接触感染」のリスクもあり、まれに「空気感染」の可能性がある。

防護具などの対策では、

〇 医療従事者がサージカルマスクを着用した場合、感染リスクが 63~64 %低減、フェイスシールドを着用した場合 97~98 %低減、サージカルマスクとフェイスシールドを両方着用した場合 99.9 %以上低減する。

〇 患者がサージカルマスクを着用した場合 99.99 %以上低減する。

〇 合わせて換気を行うと更に感染予防効果が上がる。 

この研究では、飛沫を対策することで多くの感染を防ぐことが出来るということが具体的に示されたようです。

当院でもマスクとフェイスシールドを両方着用して施術しています。
施術後の手洗いや、作業ごとの消毒、換気も引き続き取り組んでいきます。

正しく警戒して、必要な施術が出来るよう心掛けていきます。

(副)

2021年1月14日 | カテゴリー : SORA鍼灸院 | 投稿者 : sorashiya

つらい咳に「奇跡」のお灸

咳のツボ・反応点

明けましておめでとうございます。
今年も引き続きコロナ対策に努めて参ります。よろしくお願い致します。

寒くなると喘息の症状が増えてきます。
今年はコロナもあり、呼吸の乱れや連続する咳で外出もままならずお困りの方も多いと思います。当院でも喘息による咳に悩まされておられる方が来院されています。

鍼やお灸で施術すると呼吸が楽になったり、咳が治まってきますが、体の回復の為には毎日のセルフケアがとても役立ちます。
咳をしていると外出するのもはばかられますので、ご自宅でできるホームケアが助かります。

使っていただきたいのは、ローラー鍼か、煙の出ないお灸「せんねん灸奇跡」です。
お灸は煙が出るので、普通は喘息の方には負担になって使いにくいのですが、「奇跡」なら大丈夫です。

喉や胸、腕の付け根で、その人の反応点にお灸していただきます。

咳のツボ・反応点
(煙の出ないお灸)

ツボに照らし合わせると、中央の喉にある「天突」(てんとつ)、左右の胸にある「威中」(いちゅう)、腕の付け根「雲門」(うんもん)、「中府」(ちゅうふ)あたりになります。

お灸の刺激は優しいのでなるべく毎日するのがおすすめです。

せんねん灸の「奇跡」は煙が出ないので、お灸の におい が苦手な方にもおすすめです。
温熱が低い「ソフト」の方がおススメです。
ぜひ試してみてください。

せんねん灸奇跡
当院でも販売しています。

(副)

美容鍼灸学会に参加しました

寒くなりましたね。
寒さはこたえますが、紅葉がきれいで嬉しいです。

さて、連休中は、「第一回 美容鍼灸 Academic Conference」をリモート受講しました。
皮膚について、また皮膚刺激の影響についても学びを深める機会になりました。

7時間の長丁場でしたが、皮膚科医による皮膚症状の原因や皮膚科での治療、鍼灸師による鍼の効果の研究、実際の美容鍼の施術を確認することが出来ました。

覚書としてまとめますと、

顔への施術が顔の組織に及ぼす影響としては、

・実際に顔の血流が良くなっている。
・実感しやすい効果はリフトアップ。
・刺鍼によって細胞に微細な傷をつけることで代謝の悪くなった細胞の再生(コラーゲン生成)を促す効果。

顔への施術が脳へ及ぼす影響としては、

・顔と手は脳へ及ぼす影響が大きい。
・様々な効果が期待できる(うつや認知機能、精神安定など)。
・ただ支配神経が複雑なので分析は難しい。
・働きすぎている部分は抑制され、働きの悪い部分は活性するような効果が出ている可能性。

顔(耳を含む)への施術が全身(消火器や不定愁訴、循環器)に及ぼす影響としては、

・同じ部位を刺激していても様々な効果に繋がっている(顔のローラー施術で線維筋痛症の体の痛みが軽減した例など)。
・単一のメカニズムではない。どう効いているのか検証された研究はまだない。

顔への施術は美容だけでなく脳から全身にも働きかけてくれていますが、実際の機序については研究途上ということのようです。

他にも、
・うるおいは皮脂でなくセラミドが維持。
・しわの原因はコラーゲンの生成不足で乾燥ではない。
・骨の健康のために適度に太陽にあたることも必要。
・最近増えている「酒さ」には腸内環境が関わっている可能性がある。

などがありました。

肌の真皮層への施術がコラーゲンの生成を促すので、施術に取り入れたいと思います。

盛りだくさんの内容でしたが、聞き取れなかった部分などビデオで確認できるようなので復習したいと思います。

遠方への外出が難しいですが、代わりにリモートの勉強会が増えていて有難く思います。
これからも進化できるようにアップデートしていきたいと思います。

(副)