ご存知でしょうか?
7日間ブックカバーチャレンジ
-企画概要-
読書文化の普及に貢献するチャレンジです。
好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。
「本についての説明なし」に「表紙だけ」の画像をアップし、毎日1人の友達を招待してこのチャレンジに参加してもらいます。
後輩から招待されて、平常時なら遠慮させて貰っていたと思いますが、GWの休みも重なり、面白そうだったので個人的にSNSに投稿していました(院長)。
本来なら毎回誰かを招待する(バトンをつなげていく)のですが、相手に迷惑やストレスにならないかとか考えすぎて出来なくなるので、招待はせず、職場と自宅の本棚にあるものを緩く紹介していました。
すると、懐かしい友人から連絡があったり、他の人の紹介する本が面白そうで購入したり、過去を振り返ったり、これからを考えたり、思った以上に楽しめました。
折角なので、こちらのブログにも「まとめて」ご紹介させて頂きます。
大変な時期ではありますが、この機会に出来ること、ちょっと面倒なことも、何か挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
Table of Contents
1冊目
初めの一冊は、本というよりは教科書ですが、今の人生に最も影響力のある鍼灸の本です。
鍼灸学校に通うまでは、鍼灸は、何か魔法のようなものに思っていました。
それが、この「反応点治療」を河村先生から直接学ぶことができ、魔法ではなく、科学的に考えられるようになりました。
それでも不思議なことや知りたいことはまだ多く、今大学院に通うに至っています。
もう15年も前に出版されたものです。
それでも臨床を経てやっと実感できることもあり、教科書のように読み返しています。
技術や知識的なことだけでなく、鍼灸師としてどう患者さんの期待に応えられるのか、常に考えさせられています。
2冊目
THE SENSE OF WONDER / RACHEL CARSON
センス・オブ・ワンダー / 訳 上遠恵子
自然が好きで、環境問題に取り組みたくて、農学部を選びました。
虫が好きで選んだ研究室も総合的害虫管理学(IPM)といって、環境保全も一つのテーマでした。
なのでレイチェル・カーソンといえば「沈黙の春」(Silent Spring)でしたが、今となってはこの本が気に入っています。
神秘さや不思議さに目を見はる感性。
大人になって失われてきているから、この本を大事にしているのかもしれません。
鍼灸師には、技術や知識も重要ですが、感性も大切に思います。
子育てする上でも、とても参考にしています。
3冊目
世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ / 編 くさばよしみ / 絵 中川学
子どもの日(5/5に投稿)ということで、今日は絵本を。
でもうちの子にはまだ難しいようで、大人向けかもしれません。
2012年リオ会議でのウルグアイ元大統領ムヒカ氏のスピーチ内容です。
こんな大統領がいるんだと感動したのを覚えています。
この世界的な事態で、いろいろ考えることはあります。
家族や一人の時間が増えて、本当に必要なものや大切なものは何だろうと改めて考えさせられます。
そしてタイムリーなことにムヒカ氏のドキュメンタリー映画二作品が公開予定でした。
この事態で公開延期や中断されていますが、一つは期間限定(5/8〜9/1)でデジタル配信もされるようです。
こちらも楽しみです。
4冊目
最近はあまり読まなくなりましたが、昔はよく漫画も読んでいました。
ギャグ満載ですが、パンに関わる知識や面白さが楽しめます。
私は大学卒業後、パン工場で働いていました。
パン作りは楽しく、将来パン屋を開きたいと思っていました。
今と無関係の職業のように思えますが、私の好きなパン屋さんは著書に「転職時にパン屋か鍼灸師になるか悩んだ」と書かれています。
きっと職人になりたいんだと思います。
私は鍼灸師の道を選びましたが、今でもパンは大好きです。
5冊目
特にこれからの時代は、知識より思考が必要です。
どんな分野でも、自分で考えるように言われたり言ったりしますが、考える力があれば、きっとそんなことを言われたり言わないわけで。
考えるのにもコツがあるように思います。
長く読み継がれているように、そのコツやヒントが具体的にわかりやすく示されていて、参考にしています。
6冊目
福岡ハカセの本は、どれもワクワクさせられます。
いくつかの著書に、センス・オブ・ワンダーも登場します。
ハカセの原点は、昆虫少年でした。
虫から学ぶことは多いのです。
こちらは新版で、加筆や新しい章が加えられています。
こういう科学や医学の本は、古いものより新しい方が良くて、読み直しています。
生命について知ることは、仕事にも役立つことがあります。
治療も楽しくなります。
7冊目
今日が最後の7冊目。
虫の本だけで7冊、いやそれ以上選べます。
それもありかと思いましたが、多くの人にとって虫は苦手なようで…
そんな虫はちょっと…という人にこの1冊。
虫嫌いの作者が、7人の虫の達人たちにインタビューしていき、虫嫌いを克服しようというもの。
やはり専門家の話は面白いものです。
知らない世界、知らない生き方に触れると、世界は変わるかもしれません。
もっと生きやすい世界に変わるかもしれません。
このブックカバーチャレンジも最後になりました。
人が紹介する本を見ても楽しいです。
知らなかった本も読みたくなって、いくつかポチッとしました。
ご興味とお時間のある方は、是非バトンを繋いでみてください!
(院)