インプットの秋

今年から担当している反応点治療の座学授業。
前期が終わって、後期に向けて、今は準備期間中です。

授業期間中は、スライド資料の用意に追われていました。
師匠のスライドのままでは同じように話せないのと、私なりの伝えたいこともあるので、修正の毎日でした。

次の後期授業には、まだ時間に余裕もあるので、今は、インプット期間中でもあります。
どんなインプットをしているかを聞かれることもあるので、そのいくつかをご紹介します。

 

① 日常臨床

普段の臨床は、アウトプットのようで、インプットでもあります。
患者さんとのやりとりで、学ぶことは多いものです。
よく言う、教科書通りの患者さんは少ないものです。
日頃の臨床経験が、最もインプットになることは、間違いありません。

そういう意味では、良い鍼灸院を選ぶ判断基準として、「適度に」患者さんが多いところが良いのでしょう。
ただあまりに忙しすぎると、施術が機械化、マンネリ化することもあります。考える機会や時間も必要です。
患者数と治療技術は、比例しないと思っています。

 

② 読書

鍼灸や医学・医療情報については、メルマガ、論文雑誌などが多いです。
医学は進歩しています。昔の伝統医学よりは、現代の最新医学を参考にします。

鍼灸以外の学びは、書籍が多いです。
これも、患者さんから教えてもらったり、紹介してもらうこともあります。
ここ最近は、授業もあるので、学び方とか、伝え方とか、話し方とか。
「やり方」(テクニック)よりは、「あり方」について書かれた本が好きです。

つらさや悩みを持つ患者さんを前にして、どう施術するかだけでなく、何を助言できるかも大切です。
病気にならないような思考や、より良く生きる為には?、幸せになる為には?とか。
医学は新しいものが良いですが、考えや思想は、古典、歴史書なども良いですね。

最近は、電子書籍 Kindle Unlimited で、読み漁っています。
マンガで読める伝記や偉人伝シリーズもおすすめです。

 

③ 音声コンテンツ

いくつかサービスはありますが、私が利用しているのは voicy(ボイシ―)です。
昨日、開設からちょうど5周年を迎えました!
https://event.voicy.jp/5anniversary

開設当時は使いにくかったりもしたのですが、年々、改善されてきました。
今ではコンテンツ(チャンネル)も多くなり、自分にあったものを選べると思います。
学びに貪欲な人、忙しい人にもおすすめです。
音声メディアは、動画のYouTube等と違って、画面の前に囚われることがありません。
何かしながら聞くこともできるので、隙間時間にも役立ちます。

実は、この会社を立ち上げた代表は、私の中・高の同級生です。
代表が前面に出てくるのは珍しいですが、本人もパーソナリティとして、たまに話しています。
そんな同級生の活躍は、励みになりますね。

ちなみに、その voicy で配信もされているキンコン西野亮廣さんも、同い年。
その活躍ぶりや勉強ぶりは驚異的です。
世の中を良くしてくれると思っています。
この音声配信をきっかけに、出演されるYouTubeチャンネルもいくつか見るようになりました。
SORAでは今、キングコングブームも起こっています!
(健康に「笑い」も大切な要素です!)

 

話がそれましたが、どのインプットも、アウトプットを意識することが重要。
患者さんや学生さん、周りの人のことを、いつも思い浮かべるようにしています。

(院)

 

2021年9月24日 | カテゴリー : 教育 | 投稿者 : sorashiya