先日見かけた記事を紹介します。
近畿大学医学部環境医学・行動科学教室准教授の東賢一氏を中心とする研究チームが、医療現場における新型コロナウイルス感染症のリスクを「飛沫感染」「接触感染」「空気感染」といった感染経路別に換算するモデルを構築し、感染リスクを数値化し、算出しました。
https://newscast.jp/news/5032698?fbclid=IwAR3bavIcmlAW7LKC93UmLmQ4U87T0k69F76sY_aB1Cet8aumU1XMm8MtFvU
同時に、「サージカルマスク」「フェイスシールド」「換気」などの感染予防策を行った場合の評価も載せられています。
この研究論文は 今年1月3日に環境衛生学の分野で権威のある国際雑誌「Environment International」に掲載されたそうです。
掲載論文:https://doi.org/10.1016/j.envint.2020.106338
内容としては、
〇「飛沫感染」が主な感染経路で「接触感染」のリスクもあり、まれに「空気感染」の可能性がある。
防護具などの対策では、
〇 医療従事者がサージカルマスクを着用した場合、感染リスクが 63~64 %低減、フェイスシールドを着用した場合 97~98 %低減、サージカルマスクとフェイスシールドを両方着用した場合 99.9 %以上低減する。
〇 患者がサージカルマスクを着用した場合 99.99 %以上低減する。
〇 合わせて換気を行うと更に感染予防効果が上がる。
この研究では、飛沫を対策することで多くの感染を防ぐことが出来るということが具体的に示されたようです。
当院でもマスクとフェイスシールドを両方着用して施術しています。
施術後の手洗いや、作業ごとの消毒、換気も引き続き取り組んでいきます。
正しく警戒して、必要な施術が出来るよう心掛けていきます。
(副)