先日は院長のブックカバーチャレンジをご覧いただきました。
せっかくなので副院長も。
ということで、SNSに上げることもなく、このブログで私にとっての7冊をご覧いただきたいと思います。
最近はすぐ役に立ちそうな本ばかり読むようになっていますが、若い頃に読んで、今はあまり読み返さなくなった本も自分にとっては大切だなと思います。
Table of Contents
一冊目
ノルウェイの森 上下 村上春樹
たいして本を読んでいなかった若い頃、本屋でふとジャケット買いをしたもの。
当時は何度も読み返して、この本の世界にひたっていました。
どこから読んでも心地よく読めたので、適当に開いては繰り返し読んでいました。
二冊目
風の歌を聴け 村上春樹
村上春樹さんのデビュー作です。
二十歳頃に親友がとても好きだと言っていて、私も!なんて盛り上がった思い出の一冊です。
三冊目
思い出トランプ 向田邦子
1980年に出版された短編集です。
何気ない仕草からうかがえる人の心が描かれていて、観察眼の鋭さにドキッとさせられます。
向田邦子さんすごいな、と思う一冊です。
四冊目
向田邦子の手料理 向田和子
料理が好きで、食べるのも、もてなすのも好きだった向田邦子さんの手料理を実の妹さんが紹介されています。
食にまつわるエッセイなどもあり、読み物としても好きな本です。
五冊目
第三の脳 皮膚から考える命 心 世界 傳田光洋
皮膚という、いずれアカとなって剥がれ落ちる細胞の賢さ、精緻さにワクワクしました。
2007年の古い本ですが印象に残る一冊です。
六冊目
新版 動的平衡 福岡伸一
これは院長も選んでいました。
生命は自らを作りながら、また積極的に壊しながら命を保っているという動的平衡。
福岡伸一さんの本は視点を変えてくれます。
老いることや死がマイナスでもないような、また、自分も役割を持つ自然の一部のように感じることができる一冊です。
七冊目
スイッチオンの生き方 村上和雄
こちらは遺伝子学の視点です。この方の「サムシンググレイト」という本も好きですが、この本は子供にも読めそうにまとめられています。
遺伝子は 99.5 %同じで、違うのはスイッチがオンになっているかどうかだけ。
遺伝子を研究した結果、私たち一人一人がとても貴重な存在で、また、一人一人にたくさんの能力が眠っていて、まだまだ全然使っていませんよ!と教えてくれます。
一人一人の存在を全力で肯定して励ましてくれる一冊です。
(副)