寒くなりましたね。
寒さはこたえますが、紅葉がきれいで嬉しいです。
さて、連休中は、「第一回 美容鍼灸 Academic Conference」をリモート受講しました。
皮膚について、また皮膚刺激の影響についても学びを深める機会になりました。
7時間の長丁場でしたが、皮膚科医による皮膚症状の原因や皮膚科での治療、鍼灸師による鍼の効果の研究、実際の美容鍼の施術を確認することが出来ました。
覚書としてまとめますと、
顔への施術が顔の組織に及ぼす影響としては、
・実際に顔の血流が良くなっている。
・実感しやすい効果はリフトアップ。
・刺鍼によって細胞に微細な傷をつけることで代謝の悪くなった細胞の再生(コラーゲン生成)を促す効果。
顔への施術が脳へ及ぼす影響としては、
・顔と手は脳へ及ぼす影響が大きい。
・様々な効果が期待できる(うつや認知機能、精神安定など)。
・ただ支配神経が複雑なので分析は難しい。
・働きすぎている部分は抑制され、働きの悪い部分は活性するような効果が出ている可能性。
顔(耳を含む)への施術が全身(消火器や不定愁訴、循環器)に及ぼす影響としては、
・同じ部位を刺激していても様々な効果に繋がっている(顔のローラー施術で線維筋痛症の体の痛みが軽減した例など)。
・単一のメカニズムではない。どう効いているのか検証された研究はまだない。
顔への施術は美容だけでなく脳から全身にも働きかけてくれていますが、実際の機序については研究途上ということのようです。
他にも、
・うるおいは皮脂でなくセラミドが維持。
・しわの原因はコラーゲンの生成不足で乾燥ではない。
・骨の健康のために適度に太陽にあたることも必要。
・最近増えている「酒さ」には腸内環境が関わっている可能性がある。
などがありました。
肌の真皮層への施術がコラーゲンの生成を促すので、施術に取り入れたいと思います。
盛りだくさんの内容でしたが、聞き取れなかった部分などビデオで確認できるようなので復習したいと思います。
遠方への外出が難しいですが、代わりにリモートの勉強会が増えていて有難く思います。
これからも進化できるようにアップデートしていきたいと思います。
(副)