不妊治療 Fertility Treatment


「赤ちゃんは神様からの授かりもの」ですが、

我が子を授かると、子供を望むご夫婦にもどうか授かっていただきたいと心から願います。

年齢にとらわれず、より「妊娠率」を上げるからだ作りがポイントになってきます


不妊症の原因

 明確な原因を特定できないことが一般的です。はじめて妊娠を望む年齢が高くなっていることも原因の一つです。しかし、若くても妊娠しにくい方もおられます。年齢だけが問題ではありません。

 

クリニックによる不妊治療

 一般的にクリニックによる不妊治療では、人工授精や体外受精といった、「受精」をテーマに治療が進められます。しかし、その受精卵の着床率はわずか20%、その後出産まで至るのは10%近くと言われています。当院に来られる患者さんも、病院で不妊治療をされている方がほとんどです。しかし、納得のいかない方も多くおられます。

 病院でその受精率を上げることも望まれますが、それ以上に低い「着床率」を上げることに注目しています。「受精」だけではなく、その後成長していくための「環境」づくりが大切です。つまりは、お母さんのからだづくりです。

 

着床率を上げるためには

 受精卵(胚)の状態はチェックされています。しかし、受精卵が、着床したかどうかの判断は難しいものです。クリニックでも、移植後は、しばらく時間をおいての確認になります。そこに不妊治療の心許無さがあります。

 その後出産まで導くには、母親の胎内環境が重要になってきます。受精卵が着床するためには、その子宮内膜の厚さと状態も関わってきます。クリニックでの排卵誘発剤(抗エストロゲン)には、その子宮内膜の増殖・肥厚(エストロゲンの作用)にマイナスに働くので、その分、プラスの作用を働きかけたいものです。

 子宮環境を整える、そこに着床率、妊娠率を上げる効果があると考えています。あとは、不妊治療に伴う精神的なストレスなどを考えれば、全身治療によってさまざまな不調を軽減することも、からだにとって大切なことだと考えます。

 

不妊症の鍼灸治療

1.全身の反応点に施術し自律神経系を整えます。

2.卵巣、子宮の反応点にアプローチし、子宮環境を整えます。


1→ 子宮粘膜の粘液分泌を支配する、自律神経機能を管理することも重要です。タイミング療法などは、受精する時期の問題もあります。月経周期が乱れている方は、まずは周期を安定させる必要があります。ホルモンの分泌を乱す自律神経系を整えていきます。それには、子宮だけでなく、全身治療を行なう必要があります。また、粘膜を整えるために、肝臓、小腸などの状態にも注目していきます。

2→ 子宮の環境が悪ければ、受精した卵も育ちません。子宮内膜をクリーンに赤ちゃんにとって居心地の良い状態へと導きます。鍼灸刺激による血管リンパ管の拡張・透過性の亢進により、子宮内膜を潤します。

 鍼灸治療の良いところに、身体にやさしいことがあげられます。ホルモン剤や薬は副作用となって身体に負担も与えます。鍼灸治療は、身体に本来備わっている能力を活かした治療です。その分、治療に時間はかかることもあります。しかし、将来の赤ちゃんとお母さんのことを思えばそれが安心な治療です。

 

妊娠、出産、子育てのためにも

 妊娠や出産は、身体にも大きな負担となります。不妊治療は、ただ妊娠すればいいというわけではなく、その後のためにも身体を整えるように治療しています。

 妊娠、出産してからは、子育てもノンストップではじまります。体調が悪いから少し待って…とはなかなかいかなくなります。健康状態が悪いまま、妊娠や出産そして子育てとなると、まわりの家族や生まれてくるお子さんもつらいものです。健やかな状態で子育てできれば、幸せもよりかみしめられます。

 不妊治療の間は、妊娠や着床するかしないかでつい一喜一憂してしまいます。ただその先を見据えていれば、体調を整えていくことに意義があり、その先の願いも叶うものです。