スタッフ

院長

院長

森川 真二 
Morikawa Shinji

・鍼灸師・介護福祉士・製菓衛生士

公社)全日本鍼灸学会
一社)反応点治療研究会 所属

神戸東洋医療学院 非常勤講師

 

1980年 芦屋市に生まれる。
1999年 滝川高校 卒業。
2003年 岡山大学 農学部 卒業。
大学では害虫の研究とラクロスに励む。
2007年 山崎製パン株式会社を退職。
京都工場にて菓子パン製造に携わる。
2010年 神戸東洋医療学院 鍼灸学科 卒業後、
「SORA鍼灸院」を開院。
2017年~ 神戸東洋医療学院にて、臨床実習(反応点臨床)非常勤講師。
2021年 明治国際医療大学 大学院 鍼灸学研究科 修了。
神戸東洋医療学院にて、反応生体学Ⅰ・Ⅱ 非常勤講師。

 

ご挨拶

生まれ育った芦屋で開業し、10年が経ちました。

大学・社会人と学んだ年数以上に、鍼灸師としての経験を積み重ねてきました。

 

また、被災地での鍼灸ボランティア活動、専門学校での臨床指導、大学院での研究など、鍼灸院外でも多くのご縁と施術の機会を頂きました。

臨床・研究・教育と、様々な立場で得られた見解と社会経験を基に、日々鍼灸治療に取り組んでおります。

 

どんな病気やつらさに対しても対応できるよう、鍼灸の可能性を追い求めていきます。

 

鍼灸へのきっかけ

「人を見ずに、病気を見る」

私は、そんな医療に出会い、疑問を持ちました。

これだけ医療が進むのに、病気やつらさに悩む人が多いことにも。

そこで一人一人に寄り添うことのできる鍼灸に希望を感じ、鍼灸師の道へと進みました。

それが私の鍼灸へのきっかけです。

 

「病気を見ずに、人を見る」

つらさ、苦しみ、悩みは人それぞれです。

それを病名で同じにはしません。

病院で良くならなくとも、鍼灸で良くなることもあります。

また、鍼灸は最後の手段でもありません。

病院に行くほどでもない、不調やつらさに対しても役立ちます。

 

あなたのきっかけで、是非、鍼灸を取り入れてみてください。

 

鍼灸への思い

鍼灸を勧める一方で、その知名度の低さや、あやしい施術があることに、残念な気持ちもあります。

まだ一般的ではない鍼灸を広め、現代の生活や日本の風土に合った鍼灸治療を受けて頂きたいと願います。

 

鍼灸は代替医療です。

通常医療には、不十分な部分もあります。

人の身体や病気には、まだまだ未知なる部分も残されています。

人間には、思いもよらぬ力が働くこともあります。

そこに多くの可能性も存在すると考えています。

 

健康づくり・予防医療の大切さ

今後、確実に訪れるのは少子高齢社会です。 

その対策は、子どもを増やすことでしょうか?

人が増えていけば、地球環境も心配です。

限りある資源で持続可能な社会を形成することが、大切ではないかと考えます。

 

そこで応援したいのは、介護者です。

私も長く介護の仕事に携わり、介護をする人の悩みやつらさは人ごとではありません。

自分のことを犠牲にしなければならないこともあります。

「介護疲れ」という言葉もよく聞きます。

体力、精神、共に必要とするのなら、当然のことかもしれません。

 

また、介護を受ける立場にも、つらさはあります。

介護を受けるということは、自分の弱みを見せることにもなります。

家族、友人、身の回りの人には、言いにくいこともあります。

他に頼れる場所も必要です。

 

その上で大切なのは「予防」です。

介護においても「介護予防」の必要性は強く言われています。

これからの社会を考えれば、ただ長生きするだけでなく、元気に健康に。

 

私たちの行なう鍼灸治療は、自覚がない身体の不調を手当てすることができます。

いわゆる東洋医療の得意とする「未病治」です。

これから必要な健康づくりだと考えます。

 


副院長

副院長

森川 彩子 
Morikawa Ayako

・鍼灸師

公財)日本アレルギー協会
一社)反応点治療研究会 所属

せんねん灸セルフケアサポーター
一社)日本化粧品検定 1級

 

 1976年 鳥取市に生まれる。
 1998年 鳥取県立 鳥取西高校卒業。
 2003年 鳥取市内「竹原皮膚科医院」退職。
 2007年 神戸東洋医療学院卒業後、同学院研修生として勤務。
父の病のため退職、帰郷。
 2010年 鳥取県内「関金クリニック」退職。
病院内の鍼灸部門に従事。
 2010年 神戸三宮にてアトピー専門「彩はり灸院」開院。
 2012年 出産のため閉院。
 2014年~ 産休後「SORA鍼灸院」にて復帰。

 

小さな頃から体が弱かった私は、アトピー・ぜんそく持ちの子供でした。

一旦落ち着いていたアトピーでしたが、高校の頃に症状が悪化。

噴き出してくるような全身の湿疹と、併せて現れた自律神経症状がひどく、冷えのぼせ、発赤、動悸、不眠、不安などに悩まされました。

湿疹がある程度落ち着いてからも、慢性疲労の症状が出て、昼夜を問わず横になっている時期もありました。

結局、高校は2年間休学し、復学は通信制の高校になりました。

 

皮膚科医であった父の治療(主に漢方薬内服とステロイド外用)を受け、ひどいアトピーだったと気付かれないほどに回復できました。

父の勧めで当時治療にも取り入れていた鍼灸の道に進みました。

鍼灸を頻繁に受けるようになって更に体力が付き、今では子育ても仕事も楽しんで取り組めています。

湿疹や肌荒れ、自律神経症状に悩まされることはなくなりましたが、体の性質は変わらないように感じます。

 

病を経験して、また、鍼灸師として毎日患者さんと接して思うことは、病のために、体のために、長い年月を過ごしてしまうことのもったいなさです。

全く体質を変えてしまうことを目標にすると、多くの年月を、きっと一生を、病のために過ごすことになるのだと思います。

良い状態を保つことを目標に、毎日を過ごして頂きたい。

ずっと先の未来のための準備ではなく、毎日を楽しむために出来ることを選択して頂けたらと願っています。

 

生き生きと過ごすことで、病の原因となる体の滞りも取れていきます。

毎日の習慣としての少しの養生と、人生を楽しむことが、体のためにもなると信じています。

皆、いつかは病を得て寿命を迎えます。

病を得ることは自然なことでもあります。

病だから、体質だからとあきらめずに過ごせるように、サポートさせて頂きたいと思います。

 

病や体質のためでなく、豊かな人生のために大切な時間を使ってください。

一緒に毎日を楽しむためのお身体づくりに取り組みましょう。

 


ブログ

子どもが嘔吐をくりかえすとき

このお盆休み、前半は忙しく、後半は子どもの体調不良もあって、ゆっくり過ごせました。

 

このご時世なので不安がよぎりましたが、微熱程度で、両親に全く症状がないのと、抗体検査で陰性と出て、一安心。

主な症状としては、吐き気、くりかえす嘔吐で、年に1,2回発症することがあり、その都度、胃腸炎なのかな?と思っていましたが、以前も同じタイミングでありました。

同じタイミングというのは、ちょうど3年前も「発表会」の前で、緊張が高まっているとき、いわゆるイベントの前に体調を崩してしまうものでした。

繊細でストレスを感じやすいと言ってしまえばそれまでですが、これまでの努力が披露できず可哀そうで、親としては何とかしてあげたい、対策があるなら何とかしたいものです。

 

このようなタイミングでくり返し引き起こされる症状は、「反復性嘔吐症」、「周期性嘔吐症」、「アセトン血性嘔吐症」、以前は「自家中毒症」とも呼ばれていたもののようです。

 

その特徴としては、1)2)

数日間、繰り返し激しい嘔吐を繰り返す

間欠期は正常である

口臭がリンゴの発酵したような臭い(アセトン臭)になることも特徴の一つ

・起こす誘因としては 精神的ストレス(47%), 感染(31%), 疲労(24%)

・全身症状としては 嗜眠(93%),  蒼白(91%),  発熱(30%),  流涎(27%)

・消化器症状としては 吐き気(82%), 腹痛(81%), 食欲不振(81%), 嘔気(79%)

心理的または身体的な種々のストレスや緊張によって, 脳・消化管相互関連系が過剰に反応する

2~10歳くらいの子どもに多く見られ、思春期になると自然に治ることが多い

体の線が細く 繊細な子どもに多くみられ

 

太字が、娘にも当てはまったことなので、きっとこれなのでしょう。

 

その中でも「思春期になると自然に治ることが多い」というのは、救いです。

(大人になっても同じような症状が出ることも、まれにあるそうです。)

 

あと、一番つらそうな「嘔吐」や「吐き気」が、なぜ起こるかが疑問でした。

娘の反応点を見ても、自律神経に影響を与える「内耳」はそれほど悪く無く、「胃・食道」あたりは顕著でしたが、それはくり返しの嘔吐が原因として考えられます。

「内耳」を施術しても、症状はあまり良くなりません。

 

その理由としては、エネルギー源のブドウ糖が不足し、脂肪を燃焼することによって、この症状が引き起こされるそうです。

通常私たちは、ブドウ糖を燃やして体を動かすエネルギーを使っていますが、この症状が出ているときは、脂肪が主なエネルギー源となります。

その脂肪の分解過程でアセトン(ケトン体)が発生し、それが脳の嘔吐中枢を刺激し、頻回に吐くようになります。

(大人でも厳格な糖質制限で、一次的にそういった症状が出ることもあります。)

 

この病態が幼少期に多いのは、糖の蓄えが少ない上、代謝が活発で必要なエネルギー量も多いからで、その為、多くは成長とともに落ち着いていくようです。

ストレスで食事量が減っていたり、それにも関わらず活動量が多い時は、要注意です。

だから、大事なイベント前などに、よく発症してしまうのでしょう。

 

従って、予防法としては、そうなりそうな初期段階で、吐き気止めを服用したり、糖分を補給することで防ぐこともできるそうです。

 

そうなってしまった時の対処法としては、胃腸炎の時と同じです。

くり返しの嘔吐とこの時期なので、脱水が心配になりますし、本人もノドが乾き水分を欲しますが、水分や食物を急に補給しても、またすぐに吐いてしまいます。

胃腸に負担にならないように、ごく少量づつ、時間をかけて補給していきます。

水は吸収も悪いため、その子にもよると思いますが、飲みやすい糖分を含むイオン飲料や経口補水液を選ばれると良いようです。

うちの子は、ゼリーなども比較的、摂りやすいようでした。

 

鍼灸治療で出来ることは、対症療法になりますが、頭痛や腹痛などの痛みの緩和や、糖吸収や代謝を助けるために「小腸」「肝臓」などの内臓機能を上げることでしょうか。

 

ですが、そもそもの原因である「過労」や「食事」を気を付けることが大事に思います。

もうすぐ好発年齢を過ぎるので大丈夫かもしれませんが、注意して見守りたいと思います。

 

ちなみに、周期性嘔吐症の説明に、

遺伝的な要因があることも指摘されている

ともありました。

私(院長)も、子どもの頃、イベント前に、よく体調を悪くしていたようです。

今は、そんなことはすっかり無いので(お腹を下すことはありますが…)、娘にも「大きくなったら心配ないからね」と励ましています。

(院)

 

1)周期性嘔吐症候群 概要 – 小児慢性特定疾病情報センター
https://www.shouman.jp/disease/details/12_03_013/

2)アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)< Doctors File
https://doctorsfile.jp/medication/5/