帯状疱疹の痛みに鍼灸

最近、帯状疱疹になられる方が増えています。
帯状疱疹は疲労等で免疫力が落ちた時に発症します。
コロナ禍もあり、疲れが溜まっていたり、体力低下が増えているのだと想像します。

一般的には、痛み対策として鍼灸を選ばれますが、帯状疱疹の痛みに鍼灸が効くと知らない方がほとんどではないでしょうか。

帯状疱疹の皮疹が無くなっても残る痛みは「帯状疱疹後神経痛」と言われます。
帯状疱疹の皮疹によって、神経が障害されて起こる痛み(神経障害性疼痛)だと考えられています。
神経が障害されているからしょうがない、痛みと付き合っていきましょう、となってしまいます。

でも最近では、帯状疱疹に関連する痛みのほとんどが「筋膜性疼痛」ではないか、と考えるお医者さんも増えています。

山下クリニック コラム
帯状疱疹の痛みは誤解されているのではないか
http://www.yamashita-painclinic.com/taijou01.html

一般社団法人 日本整形内科学研究会 
https://www.jnos.or.jp/for_public

皮膚や皮下組織、筋膜が痛いのならば、ほぐせば治まります。

鍼灸では皮膚や筋肉の歪み、コリ、つっぱりを取っていきます。
すると痛みが和らぎ、回復していきます。

水膨れが落ち着いて、乾いていたら施術できます。
なるべく早く施術することで、皮疹を速く治し、皮膚や筋膜などに歪みができる事を防ぎます。

痛みは、内臓の不調からの反射(内臓ー体性反射)でも起こるので、関連する内臓の施術も重要です。

体の片側だけに感じる痛み、発疹に気付いたら、なるべく早く皮膚科を受診してください。
診断がついたら、鍼灸で痛み対策、免疫力対策をしましょう。

(副)