風邪・インフルエンザ予防

今年に入って、風邪やインフルエンザに罹られる人が増えています。
こんな季節に限って、入学試験や国家試験も多く、悩ましいものです。
今年も、受験生であったり、そのご家族の患者さんも多くおられます。
この大事な時期を、いかに予防して過ごせるか、気になるところです。

 

 

風邪、インフルエンザ、どちらも、鼻やノドから始まります。
そこで、菌やウイルスが入ってくるのを、いかに防げるかがポイントです。
防衛の第一関門で、外敵の侵入を防ぐことができれば、感染症は防げます。

鍼灸では、風邪やインフルエンザを予防するには、ノド・鼻を重点的に治療します。
ノド・鼻まわりの鍼やローラー鍼で、粘膜のはたらきを上げます。
(市販の風邪薬「早めのパブ□ン」も、ノドについた原因物質を出しやすくし、かぜ症状をやわらげる効能をうたっています。)

粘膜は乾燥にも弱く、低湿度環境下では、加湿やマスクして保湿することも効果的です。
こまめに水分補給するのも、咽粘膜の為に良いでしょう。

鍼灸治療ではさらに、弱っている内臓を探り当て、そこを補います。
特に、解毒作用や物質の分解代謝に大きく関わる「肝臓」、栄養分の吸収、さらに最近は「免疫」にも大きく関わると注目されている「腸」は、重要ポイントです。

それには、食事も大切なのでしょう。
季節の食材を、美味しくいただく。
サプリメントのようにある特定の栄養素だけを摂るよりも大事なことだと思います。

インフルエンザとノロ対策

先週は、患者さんやそのまわりの方で罹ったとよく聞くようになりました。
その感染力から、流行りだすとまわりの方もハラハラします。

しかし、同じようにウイルスにさらされても、発症する人、しない人、程度の軽い人がいます。
医師や看護士さんは浴びるようにいろんなウイルスをもらっているだろうけど、いちいちダウンはしていません。
そのウイルスに対して、免疫を獲得しているからだと考えられます。

どちらもウイルスで、抗生物質は効きませんし、治す薬はありません。
ワクチンも、事前に打っていても罹ることがあるように、感染を完全に防ぐわけではありません。
(集団の感染力を低下させたり、免疫が働きやすいように重症化を防いではくれます。)

結局は、その人の「免疫力」というものが大事です。
そのウイルスに触れないようにビクビクするよりは、自分の免疫力をしっかり上げて、強い身体を作ると安心です。
まわりの免疫の弱い子供や高齢者のためにも、まずは自分の免疫を上げて重症化させないことが、まわりの方へのやさしさにつながります。

この時期は、睡眠や食事などの日々の養生も大切になってくるのでしょう。
さらに免疫細胞を活性化させてくれる鍼灸もできれば、より心強いものです。